平成27年度日本泥炭地学会理事会における審議内容の概要
           開催日時:平成27年12月25日(金) 15時‐17時30分
           開催会場:北大農学部地域環境学多目的室
<審議事項>
1)大崎:一年間の活動(世界の動向)→スライドへ
 大崎会長が60枚にのぼるスライドを用いて、泥炭地に関連する2015年の世界の動向について、説明した。主な項目を下
記にあげる。 
<国際泥炭地学会の動向>
・7月にアイルランドのテレモアで開催された会議ではRe-wetting and Renewable Energyがキーワードとされていた。
・2016年マレーシアのクチンで開催されるIPS2016大会はアジアで開催される初めてのIPS大会であり、Jack Rieley氏がコーディネーターを務めるセッションのKey note addressを依頼された。
 <UNFCCC(United Nations Framework Convention on Climate Change)とIPCCの動向>
・Technical Support Unit of IPCC Task Force on National Greenhouse Gas Inventories (TFI TSU)はTier3の段階に入り、国別よりも大きな枠組みとして地域別の評価方法策定を行おうとしている。
・高密度炭素生態系として泥炭湿地・海岸湿地(マングローブ)・永久凍土地帯が重要視されている。
 <FAOにおける動向>
・国際土壌年とも重なり、地球環境を視野に入れた土壌管理の教育研修について協力の依頼があった。
 <SASEANにおける動向>
・10月にハノイでヘイズの問題に関する会議がありASEAN諸国がIndonesiaによるヘイズ対策に留意し、協力することとなった。
 <インドネシアにおける動向>
・2015年はスーパーエルニーニョ現象が発現したが、インドネシア側の対応が遅かった。
・ジョコ大統領がCOP21でインドネシアに泥炭復興庁の設立を宣言。
・泥炭管理に関する国内会議に京大と北大から参加し講演。
・泥炭地管理に関するインドネシア政府主催の円卓会議に北大から出席し講演した。
・そこではRewetting, Reforestation(Afforestation), Fire Prevention, MRVが鍵であることを主張した。
・北大が中心となってIJ-REDDのトレーニングプログラムを実施した。
・SATREPSプロジェクトの成果として「Tropical Peatland Ecosystems」が発刊される。
2)川崎:コンソウシアム提案
川崎会員から「泥炭地生態系研究に関する研究者グループとりまとめ」提案がなされた。→提案書
3)高橋:IPSのクチン会議→ホームページ参照
4)大崎:H28(2016)年度の総会(熱帯生態学会との連携について)
5)高橋:
・平成26年度事業報告が了承され総会に付託されこととなった。
・平成27年度事業計画が提案が了承された。
○現理事の任期がH28年3月31日までのため理事の選挙を平成28年2月中に実施するとの提案が了承され。会長が選挙管理委員会を設けることとなった。
○H27年度総会をH28年3月中に開催するとの提案が了承された。
○研究集会の開催:早坂会員から提案があったH28年2月にパランカラヤで開催されるワークショップ「Workshop on PeatlandFire Prevention and Forest Rehabilitation」に当学会が協力する件につき協議の結果、Organizerとして協力することとなった。
○川崎会員から提案があった「泥炭地生態系研究に関する研究者グループとりまとめ」を当会の研究活動として、平成27年度から推し進めるとの提案がなされ了承された。
6)早坂:WS on Peatland Fire Prevention and Forest Rehabilitation開催→WS案内
・ワークショップ開催に至った経緯と協力組織などについて説明がなされた。
・当会がオーガナイザーとして参加することになったことから当会のロゴマークが必要のなったため、公募することとした。
7-1)神谷:会計報告・予算提案
・H26年度会計報告が了承され総会に付託されこととなった。
・H27年度予算案が承認され総会に付託されこととなった
7-2)神谷:会費値上げについて
・現行の一人当たり個人年会費3,000円では国際泥炭地学会への上納金を賄うことができないため、H28年度より個人年会費を
5,000円に値上げしたいとの提案があり了承された。3月の総会に付託されることとなった。
8)その他:Springer book, etc.
・大崎会長より来る1月18日に出版され、定価は20,000円だが著者割などがあることなどの説明があった。
9)議事録:高橋が担当し、議事録署名人はつけないこととした。
以上です。